ナース美奈子のひとりごと

美容医療の最新情報&日々の出来事を書いてます。

風邪とインフルエンザの違い!市販の解熱剤はインフルエンザ脳症のリスクが高い

ナース美奈子です(*^▽^*)

数年ぶりに風邪を引いてしまったΣ( ̄ε ̄;|||・・・

元気が取り柄の美奈子だったのに、

色々な原因で免疫力が低下。

美奈子の身体にウイルスが侵入。

1週間寝込んでました(-_-;)

さすがに2日間は休ませてもらって、

頑張ってナースの仕事やってまーすヾ(=^▽^=)ノ

 

久しぶりの投稿です。

美奈子は普通の風邪だったのですが、

今、インフルエンザがめちゃ流行ってます。

まだまだインフルエンザの怖さを知らない人が多いので

後悔しないように早め早めの受診をして下さいね(^▽^)/ 

風邪とインフルエンザの違い

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風邪とインフルエンザは、似ている症状もありますが、

原因となるウイルスが異なる別の病気です。

普通のかぜは1年を通してみられますが、

インフルエンザは季節性を示し、

日本では例年11~12月頃に流行が始まり、

1~3月にピークを迎えます。

<かぜ>

原因:アデノウイルス・ライノウイルス

症状:微熱(37.0度)のどの痛み、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、

せき、発熱など

症状の現れ方:比較的ゆっくり

鼻やのどの症状:ひき始めに出る

症状が現れる部位:のど、鼻など局所的

合併症:少ない

 

<インフルエンザ>

原因:インフルエンザウイルス(A型・B型・C型)

症状:突然の高熱(38~40度)頭痛、関節痛、筋肉痛、

強い寒気、咳、強い倦怠感、のどの痛み、鼻水など

症状の現れ方:急激

鼻やのどの症状:後で起きる

症状が現れる部位:全身

合併症:中耳炎、気管支炎、肺炎、脳炎、脳症

インフルエンザの症状

インフルエンザウイルスに感染した場合、

約1~3日の潜伏期間の後、インフルエンザを発症します。

約1~3日では、突然の38℃以上の高熱や全身倦怠感、

食欲不振などの全身症状が強く現れます。

やや遅れて、咳やのどの痛み、鼻水などの

呼吸器症状が現れ、腰痛や吐き気などの

消化器症状を訴えることもあります。

通常は、10日前後で症状が落ち着き、治っていきます。

 

しかし、熱が高くならない場合や長引く場合もあり、

経過には個人差があります。

インフルエンザは自然治癒することもある病気で、

必ずしも抗インフルエンザ薬が必要になる

病気ではありません

しかし、肺炎や脳症を発症するリスクもあるため、

風邪とは区別して考えるべき病気といえます。

 

一般的には普通の風邪と比べてインフルエンザの方が

症状が重い場合が多く、どちらも免疫力や

抵抗力の弱い人・呼吸器系の持病のある人に

とっては、命にかかわる重篤な合併症を

引き起こす可能性もあるので気をつけて下さい。

 

インフルエンザの合併症

インフルエンザの合併症は様々で、

中には死に至る重篤な合併症もあります。

そのうち頻度の多いのは中耳炎、気管支炎、肺炎などです。

特に肺炎は高齢者や基礎疾患を持っている方に

とっては命取りになることもあり注意が必要です。

 

※インフルエンザは、肺炎や脳炎(インフルエンザ脳炎)など

を合併して重症化することがあります。

インフルエンザは本当に怖い

昔、美奈子の旦那様の兄弟の子供(男)、高校三年生の冬

東京の大学受験のため、東京に住んでいる親戚の家に

泊っていたのですが、風邪気味だったので

食事が終わって早く寝たらしい。

朝起きてこないので見に行ったら亡くなっていました(´;ω;`)

解剖で調べたら、

インフルエンザウイルスが心臓で見つかりました

(´;ω;`)

 

旦那様の兄弟の娘さんが小学校3年生の時

風邪と思い、母親と一緒に病院に受診をしたのですが、

ただの風邪と診断され帰宅

兄弟より、娘の様子がおかしいと電話があり、

見に行ったら普通ではない、救急車で子供専門医師がいるところ

に行けたのですが、インフルエンザ脳症を発生。

命は取りとめたのですが、脳をやられたので、

社会復帰は未だに難しい。

 

美奈子の身内に2人もインフルエンザウイルスで

悲しい結末となってしまいまいました。

。・゚゚・(>_<;)・゚゚・。

 

脳炎・脳症は、突然の高熱に始まり1~2日以内に

うとうとした眠り(傾眠状態り)から意識混濁した深い眠りに至る、

さまざまな程度の意識障害を呈します。

また、多くの場合痙攣(けいれん)を伴います。

短期間のうちに死亡することの多い重篤な合併症です

 

今は共働きの家族が多いです。

子供たちの体調管理は、親の仕事です。

家族もそうですが、

独り暮らしをされている方も注意して下さい。

ただの風邪なら良いですが

「たいしたことはない」「今日は忙しい」など

引き延ばしていると後悔してもしきれないことになる

可能性がある事を思ってください。

風邪だと思って市販の解熱剤を飲むとインフルエンザ脳症のリスクが高い

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普通の風邪だと思って高熱が出た時、

市販の風邪薬(解熱剤含む)や、自宅にある解熱剤を

服用するのは危険です。

 

高熱がある場合でも、病院で検査をしてもらわない限り、

インフルエンザなのか、発熱を伴う風邪なのか、

見分けることはできないです。

 

常備している市販の風邪薬(解熱剤含む)や

解熱剤を飲みたくなるものですが、

もしインフルエンザに感染していた場合、

命にかかわる病気を引き起こすリスクがあります。

 

熱が高いと、下げないといけないと考えてしまいますが、

熱が高くなることには理由があるんです。

インフルエンザウイルスには免疫力を高めないと戦えません。

免疫力を高めるためには体温を上げる必要があり、

39度まで体温を高めて、

インフルエンザウイルスと戦える状態にしています。

そのため、熱が高くても、そのまま高くしておいた方が、

解熱剤を飲むよりも治りが早いんです。

何故、飲んではいけないか?

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市販の解熱剤の多くは、

NSAIDS(非ステロイド性抗炎症薬)に分類され、

これは、発熱の原因がインフルエンザの場合、

インフルエンザ脳症を発症するリスクが高いと

言われているからです。

どうしても病院に行けない場合は?

 

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市販の解熱剤でも「アセトアミノフェン」製剤のように

安全性が高いものはあるが、自分の判断で買うのではなく、

薬局の薬剤師に相談してから買ってください。

発病したら48時間以内に

発病して48時間以内にインフルエンザの症状がでたら、

早めに医師の診断を受けるようにして下さい。

発症から48時間以内であれば、インフルエンザウイルスの

増殖を抑える薬が処方されます。

早ければ早いほど効果的です

まとめ

この時期、病院の外来ではインフルエンザの

患者さんはたくさん受診されています。

重篤な症状で救急車で運ばれてこられる方

もたくさんいます。

病棟ではインフルエンザで亡くなる方もいます。

 

一般の方は、インフルエンザで亡くなった

など聞くこと、高齢の方をイメージされると思います。

子供や若い世代でも、脳症を発症し

重篤になっている方や亡くなる方もいる程

怖い病気です。

 

安易に考えずに、勝手に薬を飲まないで、

早めに受診をして、処方してもらってください。

 

 インフルエンザは1月頃に流行がピークになります。

 

体力がないとき、抵抗力が落ちているとき、

疲れているとき、ストレスが溜まっているときは

風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。

特に、流行の始まる年末年始は、

生活リズムが乱れがちな時期です。

規則正しい生活リズムを心がけ、バランスのとれた

食事や十分な睡眠(休養)をとり、体調を整え、

体力や抵抗力を高めてくださいね(*^▽^*)

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。 

 

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