こんばんは、ナース美奈子です(*^▽^*)
大阪では、1日のコロナ陽性者の人数が減った
感じがしますが、油断は禁物です。
中病院の医療現場では変わらず、
PCR検査は誰でも出来る状態ではないし
コロナ疑いの患者さんは運ばれて来ます(´;ω;`)
感染防御の殆ど無い中、不安の毎日ですが、
落ち込んでいる暇はない(#^^#)
今できる事を必死でやっています(*^-^*)
- ウイルス感染の予防には手洗いが重要!
- ウィルスの感染ルートと予防策
- 飛沫感染と空気感染の違い
- 接触感染って触るだけでうつる?
- 医療従事者が行っている手洗いの仕方!
- 手洗いがすぐにできない場合はアルコール消毒が良い。
- まとめ
ウイルス感染の予防には手洗いが重要!
どんなウイルスでも感染の予防はまずは手洗いです!
医療現場では、コロナだけでなく、
すべてのウイルスの予防は
昔から手洗いが1番重要とされています。
美奈子の病院でも感染委員のスタッフが毎月1回、
各階に見回り、全てのスタッフが
正しい手洗いとアルコールによる正しい手指消毒が出来ているか、
無造作に抜き打ちチェックが入ります(◎_◎;)
当たり前のことですが、
入院している患者さんは、殆どが病気で入院しています。
何科にもよりますが、
高齢者や抵抗力の低い病気の患者さんが多いです。
普通の健康な人では
うつることが無いウィルスでも、
抵抗力の無い患者さんや高齢者は
ウィルスを持ち込むことで感染しやすい状態。
そのために、正しい手洗いを行うことで
ウイルスを取り除いてます(#^^#)
※中途半端な手洗いは手にウィルスがまだ残ってます
ウィルスの感染ルートと予防策
●新型コロナウイルス
感染ルート:飛沫感染(ひまつかんせん)と接触感染
予防策:基本的な感染予防の実施
医療従事者(サージカルマスク・フェイスシールド
・防御服・防御メガネ)
一般の方(サージカルマスク・手洗い・うがい・手指消毒)
不要不急の外出の自粛、「3つの密」を避ける。
●インフルエンザ
感染ルート:飛沫感染(2M未満)
予防策:サージカルマスク、換気、手洗い。
日本では、冬に多いインフルエンザであっても、
7~8月にブラジルなど(流行している国)から
人が来ることによって夏でもインフルが
流行る可能性があります。
一般病院の外来では、
夏にインフルで受診される方も多いです(◎_◎;)
1人の感染者から多くの感染者を出して
しまうこともあります(-_-;)
日本では流行していない病気でも海外からの人が
来ることによって日本でも病気が発症してしまうことがあります。
今のコロナですね(´;ω;`)ウッ…
●結核
感染ルート:空気感染(長時間浮遊)
予防策:個室隔離(飛沫感染や接触感染はない)
(空気が病室から流出しないような陰圧の病室に隔離)
N95マスクの装着
結核患者さんの対応には、サージカルマスクでは
顔面とマスクの間に隙間があるので、
そこから空気が漏れ込んでしまうのでNGです。
そのため、N95マスクという特殊なマスクを使用します。
このマスクはマスクと顔面の皮膚が密接に
接触しているので空気がマスクの中に
漏れ込まないようになっています。
患者さんはN95マスクではなくサージカルマスクをしてもらいます
<point>
N95マスクは飛沫核の吸い込みを防ぐためにデザインされており、
飛沫や飛沫核が口や鼻から飛び出すことを防ぐために
設計されたものではありません
空気感染できる感染症は3つしかありません。
それは、麻疹、水痘、結核です(*^-^*)
飛沫感染は
●新型コロナウィルス
●インフルエンザ
●髄膜炎菌
●風疹
●おたふくかぜ
●百日咳
●マイコプラズマ
●風邪(ライノウイルス、アデノウイルスなど)
●RSウイルス
などがあります(*^-^*)
※他にもたくさんのウィルスはありますが、
今回は、空気感染と飛沫感染で
有名な3つを選んで見ました(*^▽^*)
※余談ですが・・
N95マスク(カップ型)は何度も経験しましたが、
このマスクは美奈子自身、10分つけるだけで限界です。
外気の空気を吸い込めないので、自分の吐く息を吸い込み、
マスクの中で呼吸しながらしゃべるので、
マスクの内は吐息で温度も上がり、息が出来ない程苦しいです。
当然、頭はクラクラしてきます(-_-;)
ビニール袋に空気を入れて、鼻と口を密着させて、
ビニール袋の中でしゃべるのと同じことです(◎_◎;)
飛沫感染と空気感染の違い
飛沫感染とは?
感染症患者の咳やくしゃみのしぶき(飛沫)を直接吸い込む
ことによって感染すること。
病原体はヒトの体内に侵入すると増殖を繰り返し、
鼻水や唾液、痰、便などと共に体外へ排出されるようになります。
咳やくしゃみをすると、
病原体が含まれたそれらのしぶきがあたりに飛び散ることに・・
周りにいる人が病原体入りにしぶきを吸い込んでしまうと
感染が拡がってしまうのです。
空気感染とは?
飛沫が空気中を飛行しているときに水分が蒸発すると、
飛沫核という微小な微粒子となり、
空気中を長時間浮遊できます。
そこに病原体が付着すると、病原体もまた飛沫核に乗って
長時間、空気中を浮遊できます。
空気流に乗って、隣の部屋に到達することもできます。
これを空気感染といいます。
※似ているようで全く異なる空気感染と飛沫感染ですが
少しでも正しい知識を持つことは自分を守ること、
人にうつさない事なります(*^▽^*)
接触感染って触るだけでうつる?
今、みなさんが気になるウイルス感染は、
新型コロナウイルスですので、もう少し詳しく説明します。
もう一度、言いますね(*^▽^*)
新型コロナウイルスの感染源で今解っている事は、
飛沫感染と接触感染です。
飛沫感染は上記で説明しましたが、
接触感染について詳しく説明します(*^▽^*)
接触感染とは?
感染者から出たウイルスを含む唾液や体液に触る事によって
起こる感染の方法で、その体液に直接触れる事でも、
物を介して間接的に触れる事でも起こります。
間接的にというのは、
例えば、咳やくしゃみを押さえた手で、
電車の吊り革やドアノブを触る事で、
そこにウイルスが付着します。
そうすると、その後につり革やドアノブを触った
第三者の手にウイルスが付着する事になり、
その第三者がウイルスに感染する可能性が
かなり高まってしまいます。(´;ω;`)
ちなみに、なにも押さえるものが無かった場合、
くしゃみや咳によって唾液は時速300kmで
2mくらい飛びます・・・
やっぱりマスクが必要ですね。
接触感染は手にウイルスが付着したり、触るだけで
感染してしまう?
答えはNo!
ウイルスは口や鼻、目から体の中に侵入します。
つまり、ウイルスが付着した手で
目をこすったり、鼻を触ったり、
物を食べたりする事で初めて感染を起こします。
※コロナ陽性者の方がいる中で、
同じ皿の食べ物や鍋物を箸で触ったり、
飲み物のグラスを触ったり、
カラオケでマイクを共有したりした事が、
感染経路に集団感染がおこります。
屋形船・ライブハウスでの集団感染がこの経過ですね。
コロナ陽性感染者で軽症・無症状の方が一番怖いです。
知らず知らずにウイルスを所々に付着させています。
コロナ陽性と診断されて、
熱も微熱、咳(軽い風邪の症状)だけで、
身体が比較的元気な方が
人にうつすかもと解っていながら
遊興施設などに遊びに行ったり、飲食店など行くことは
許されない事ですね゛(`ヘ´#)
みなさんが気をつける事は
●不要不急の外出は避ける。
●外出時はマスクと手洗い・消毒です。
とにかくこの方法です。
万が一、自分の手にウイルスがついて
しまったとしても、
その手を消毒出来れば体の中に入る
リスクはなくなります。
注意することは?
・ウイルスがつく可能性があるものを触らない
・ウイルスがついた手で目・鼻・口を触らない
ウイルスがつく可能性が高いものは
「不特定多数の人が触るもの」です。
例えば、
お店の売り物・飲食店・蛇口・ドアノブ・公衆トイレ・
ATM・お金・公共交通機関etc・・・
これだけでも「触わらないで」と言われても
困ってしまいます。
また、会社のマウスやキーボードなども、
自分以外の人が触る可能性があれば十分な
感染経路として成立してしまいます。
触ったとしても、
ウイルスがついた手で口、鼻、目を触らないように
こまめに手洗い、消毒したりすることで
リスクは避けれます(*^▽^*)
自分の身体は自分で守る事で大切な家族・友達など
を守ることが出来ます。一人一人の行動が大切です。
医療従事者が行っている手洗いの仕方!
手の消毒には「正しい手洗い」と「アルコール」です。
今回は、病院内の手洗い場に必ず貼られているものです。
<手洗いの仕方>
医療従事者は、何十回も手洗いをしています(*^▽^*)
きちんと手洗いが出来ているか、
毎月1回抜き打ちテストされ合格しないといけません。
新人さんが慣れて無いので不合格が多いです。
と言う事は一般の方は難しいですよね。
正しい手洗いは見ながらするのが1番!
院内の手洗いはイラストは可愛くないので(-_-;)(個人的意見)
下記で可愛いイラストがありましたので、
コピーして洗面所に貼って見るのも良いと思います。
※手洗いは2回すると効果が高いです(*^▽^*)
<手指消毒(アルコール)の仕方>
院内のあらゆる場所にアルコール消毒液を置いています。
その場所にもアルコール消毒の仕方も貼っています(*^▽^*)
見てもらうと良く解るのですが、
手洗いのやり方とほぼ一緒です(*^▽^*)
※アルコールは、濃度が70%以上の消毒用アルコールが
有効とされています。
手洗いがすぐにできない場合はアルコール消毒が良い。
医療従事者の手洗いは基本中の基本ですが、
手洗いした後に必ずアルコール消毒もします。
手洗いがすぐに出来ない場合
必ず手指アルコールだけでも消毒します。
医師やナースは、必ず1人1本、
腰にぶら下げるタイプorショルダータイプの
携帯用アルコール消毒液をいつでも使えるように
義務付けられています(*^▽^*)
<まだ手に入りやすい日本製手指消毒>
アルボナースは消毒用アルコールとしては有名ですが・・・
消毒用アルコールは非常に高騰しています。
アルボナースは1Lで定価で大体¥1,859(税込)位です。
この値段で買えることは今は無いです。
定価の5~10倍ぐらいの値段(◎_◎;)
海外製の消毒液も同様の値段で売っています。
海外製よりは、日本製及び医療用は
信用・安心できますが、
しかし・・・この価格はひどい!
指定医薬部外品 ハンドジェル 容量 (約)500ml
成分:エタノール・水・カルボマー・PG・ヒアルロン酸Na・酸化銀・ホウケイ酸(Ca/Na)・BG・ローズマリー葉エキス・サピンヅストリホリアツス果実エキス・マグワ根エキス・TEA・香料
アルコール濃度 約56〜59%
生産地:日本製
※上記の商品(ジェル)は全く同じデザインのパッケージで
商品説明も一緒の商品が日本製と中国製があります。
購入の際の見分け方は、
●速乾性
●安心の日本製
●大容量500ml
パッケージに記載されているところに
中国製は
●速乾性
●大容量500ml
と書かれており「安心の日本製」が書かれて無いです(◎_◎;)
見た目は殆ど一緒なので解りづらいので注意して下さい。
成分も違います。
中国製の成分は
成分:エタノール・水・グリセリン・カルボマー・TEA
メチルパラベン・フェノキシエタノール・EDTA-2Na
アルコール濃度:約56〜59%
安いだけで購入すると中国製の商品の可能性が
最後まで生産地の確認をして下さいね。
手指消毒液の購入を考えられている方は
日本製であることを確認して購入する方が良いと思います。
同じ商品の様に見えますが、
中国製は値段が安いですが
最後に拭き取りが必要だったりします。
ネットで購入の際は日本製の物が良いと思います。
まとめ
感染予防ではマスクと手洗いが重要!
新型コロナは飛沫感染・接触感染ですので、
完全に予防することは難しいですが、
出来る限りの予防や対策をすることで
リスクは減らすことが出来ます。
多くの感染者を出さないように、
自分も感染しないようにするためには
やはり手洗いと消毒、マスクをつけて予防することが大切です。
緊急事態宣言も一部解除された県もありますが
コロナは収束されていませんので、油断は禁物です。
ワクチンはまだ出来ていません。
大阪は、4月7日に緊急事態宣言のおかげで
1か月の間、殆どの方が外出自粛をやって
頂いたおかげで収束に向かっていると思いますが、
コロナウイルスは無症状な方も多く、
自然に抗体になっている方も多いと思います。
抗体になるまでの潜伏期間に間に抵抗力の無い人、
高齢者に接触すれば、
接触された方の発症する危険性は高いです。
今まで元気で、病気になったことの無い方も
コロナウィルスが多量に飛沫すれば感染リスクも高く
軽症から急に重症になる方もいます。
いつ、どこで、感染したか解らない感染経路の解らない
感染が一番怖いです。
1人1人の行動が医療崩壊を防ぐだけでなく
安心した生活が早く取り戻せるので、
緊急事態宣言が解除されても油断しないように
切に願ってます。
最後まで読んで頂きありがとうございました(*^▽^*)
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